フランク・ロイド・ライトの街　　バッファロー〜ナイアガラ

バッファローの魅力

バッファローはナイアガラの滝に近く、沢山のアメリカの歴史が散策できる街です。バッファローはアメリカ、ニューヨーク州の西側で、五大湖の一つエリー湖の側に位置しています。もちろん最大限の観光源はナイアガラの滝です！バッファローからナイアガラの滝までは車で３０分ほどで行け、またカナダとの国境に近く、観光シーズンになりますとニューヨーク市から飛行機で多くの観光客がナイアガラの滝の体験をとやってきます。

ナイアガラの滝観光コース以外にも、アメリカではバッファローはとても魅力のある街として知れ渡っています。日本人の方にはあまり知られていませんが、バッファローは古い歴史と建造物の宝庫なのです。アメリカを代表する4大設計士―フランク・ロイド・ライト、ルイ・サリバン、ヘンリー・リチャードソン、フレデリク・ロー・オルムステッドが設計した建物と公園が存在する街がバッファローなのです。この4氏全ての設計されたものが存在するのは、ニューヨーク、シカゴ、そしてバッファローの3都市と云われていますが、ある説ではシカゴとバッファローのみと云われています。

18世紀のフランス人の入植以降、1825年にエリー湖運河が開通し、1852年には鉄道が開通されたことにより、多くの人々が仕事や土地を求めてバッファローに移り住みました。1842年にはジョセフ・ダートとロバート・ダンバーによる『カントリーエレベーター』の発明で、穀物の流通が盛んになりました。また、鉄鋼業も盛んになり、20世紀始めにはバッファローはアメリカで8番目に大きな都市と成長したのです。

バッファローは、数人のアメリカ大統領とも深くかかわりのある街です。そのうちの13代大統領のミラード・フィルモアと、第22代、第24代大統領グローバー・クリーブランドの両氏は、バッファローの成長期に家族と共に移住し、法律家そして政治家となり、更にはアメリカの大統領となっていきます。
第25代大統領ウイリアム・マッキンリーは、1901年にバッファローで開催されたパン・アメリカン博覧会に出席された時に不幸にも暗殺されました。その時の副大統領のセオドア・ルーズベルトが第26代大統領となりその就任式が行われた場所は、ここバッファローでした。

また、バッファローは文化・芸能にも力を入れている町で、主要な劇場が13以上もあり、6月から8月にかけてアメリカで2番目に古い歴史を持ち規模も大きいシェークスピア野外劇が、デラウエア公園内で行われます。アメリカで6番目に古く、現代美術を代表する美術館が存在するのもバッファローです。

４月下旬から5月上旬にかけて桜祭りが開催されます。デラウエア公園の一角に日本庭園があり、多くの人々が桜祭りを楽しみます。

7月には、バッファロー地区の400以上の公と個人の庭が参加するGarden Walk（ガーデン・ウォーク）が開催され、バッファローの住民はもちろん、全米そしてカナダから訪れる多くの人々でにぎわい、それぞれの庭の散策を楽しみます。6月、7月、8月にはアートフェステイバルや野外ジャズコンサートが行われ、９月上旬には、全米各地から集まったチキンウイングの味（ソースのかかった手羽先）を楽しむフェスティバルが数日間開催されます。

スポーツといえば、アメリカンフットボールのバッファロービルズ、野球のバッファローバイゾンズ、ホッケーのセーバーズを持つのもここバッファローです。

文化スポーツが同時に体験できるバッファローは、特に建築や文化歴史に興味のある方にはたまらない街です！是非にバッファローに訪れて散策しませんか。

フランク・ロイド・ライト

ルイス・サリバン

フレデリック・ロウ・オルムステッド

ヘンリー・リチャードソン

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